漢方小児科 (1)   ”成長障害”

漢方薬と言うと「煎じ薬」、煎じ薬と言うと「お年寄り」的なイメージを
持たれがちですが、昨今は30代~40代のお母さん方の東洋医学に対す
る理解の深まりと共に、お子さんに対する漢方治療や体質改善の御相談を
よくいただきます。

そんな相談の中でも特に多いのが「発育」に関する御相談。
一緒にお見えになる子供さん本人は意外とケロッとしていたりしますが、
同年代のよその子供より、大きい小さいは親の心情としてはとても気になる
ものです。

このような「発育」に関する相談は親御さんの心配が過剰な場合もあれば、
やはり漢方治療を受けた方が良いだろうと考えられる場合に二分されます。

本来、発育=成長とは量的な増加と質的な成長です。
身長や体重の増加と脳をはじめとする各臓器の機能の成長過程と考えてもよ
いでしょう。
しかし、特に一般的に視覚から認識されやすい身長や体重の成長が停滞した
り中断するのは子の成長を願う親としては大変気にかかるものです。

子供の成長障害には遺伝、慢性疾病等、生活習慣等、様々な原因が関与しま
すが漢方では子供の成長障害の原因を次のように考えます。


■先天的な原因■

①稟受不足  
両親、両親の家系から受けつがれる遺伝的な要素。

②先天腎気不足
漢方では「腎」は生命エネルギーを貯える場所と考えられていますが、母親
が妊娠中、栄養状態が悪かったり、過労、持病、高齢出産等で胎児の「腎」
に充分なエネルギーを貯えてあげられなかったとの考え。


■後天的な原因■

①気血不充  ②脳髄不足 ③肝腎倶虚 ④筋骨不育 ⑤骨髄不満
⑥脾胃虚冷  ⑦肌肉痩瘠 ⑧心神不足

何だかむずかしい、四文字熟語が並びましたが、このブログの読者の方なら
何となく解っていただけるのではないでしょうか。
成長障害の70%以上は後天的なものと言われますが、この熟語たちは日々
の栄養管理、生活環境、習慣、運動不足、ストレス、精神的過敏、慢性疾患
による免疫低下、五臓六腑の機能低下と気血虚弱、消化器の「冷え」に成長
障害の原因ある指摘しています。



■漢方的治療■

勿論、漢方と言えども「背が伸びる!」と言う怪しい広告のような「秘薬」
は存在しません。
親からもらった遺伝的な成長能力を最大限に発揮させ、後天的な成長を阻害
している様々な要因を改善する事に主眼がおかれます。

その為には御薬も五臓六腑の「気」「血」を調和させる「補薬」を中心に選
薬がされ、用いられる事が多いですね。
「補薬」による成長障害治療は新薬と違い自然界の生薬が用いられる為、副
作用の心配が少なく、体質改善の過程で疾病の予防と、心身のバランスのと
れた発達の助けになると言うメリット兼ねている事を付け加えておきます。

次回に続く





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