子供の漢方相談と“虚則補其母”

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お子様の漢方相談は食欲不振、虚弱体質、夜泣き、夜尿症、喘息、アトピ
ー性皮膚炎等と様々ですが・・・


御孫さんと祖母、もしくは祖母が御一人で御孫さんの相談にお見えになる
ケースが少なくありません。


「幼稚園に通う孫が御飯を食べないのです・・・」


「毎日、食事の時になると『食べなさい!』『食べたくない!』と戦争になる
んです・・・」


そこで食欲が湧くような「何か良い薬」が欲しいという。


しかし、このようなケースはよくよく御話を伺うと子供の「食習慣」に問題が
ある事も。


御両親の仕事が忙しく自宅に居ない為、食事以外の御菓子、清涼飲料水
、インスタント食品をつい与えてしまう事が多いと言う。


この場合は漢方よりも同居する父母の「食習慣」の改善が先です。


また多い相談のひとつである「夜泣き」にしても抱いてあげる、触れてあげ
るといった日常のスキンシップ以上に良い処方は無いとも言われます。


薬を「買い」に来られた方にこの様な説教じみた話しをすると嫌われる場合
もありますが・・・

変人ですから分かって頂ける方のみ分かって頂ければ満足です。(爆)



漢方治療の原則に「虚則補其母」という教えがあります。


これは五行論における五臓の母子関係を用い病の治療するもので、例えば
五臓の「肝」が虚して病む人は「肝」の母に該当する「腎」を補うというもの。



五行では宇宙森羅万象の転生を次のように考えたのです。


木(肝)は火(心)を生み、火は燃え尽きやがて土(脾)に還る、土は金(肺)
を生み、金より水(腎)が出る、そして水は木を育てる。


過去記事でも何度か書きましたが・・・


鼻の悪い人に胃弱の人が多い。


年中、鼻の調子の悪い人は子である「鼻=肺=金」を産んでくれた母である
「口=脾(胃)=土」を補う事が大切だという教えです。



今回の御話は漢方治療の原則「虚則補其母」とはやや違いますが・・・


本質は同じだと思います。


子に現れる様々な症状の治療には、まずその親の生活習慣全般をよく見直し
てみる事が大切。


漫然と「薬」だけを服用させても何も変りません。



親が健康になれば子もまた健康に・・・


まさに子は親を映す鏡なんですね。




(追記)

漢方には「虚則補其母」とは反対に子を以って親を制す「實則瀉其子」という
治療もあります。

親もまた子を映す鏡という事でしょうか・・・

親と子は相対的な存在なんですね。(笑)

これはまた別の機会にゆっくりと・・・












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