桃太郎は何故”桃”なの?
これから旬を迎える”桃”
先日、”桃”を食べていて
ふとした疑問が・・・
”桃”から生まれた桃太郎!
育ての親であるお婆さんが作ったきびだんごを腰にぶら下げ、犬、猿、雉
を家来にして鬼ヶ島へ鬼退治に行く話。
日本のおとぎ話の中でも最も有名な物語の1つですね。
でも・・・ 何で”桃”から生まれたの??
”桃”は五性が「温」だから?
ふくよかな女性を思わすその形状?
それらを母の胎内に例えた??
そんな想像を拡げてはみたものの答えは見つからず。(笑)
そこで少々調べて見る事に!
何故、桃太郎は”桃”から生まれた??
その答えは意外なものでした。
実際のところ物語としての「桃太郎」は明治初期の頃までは”桃”から生
まれたのではなかったのですよ。
ではどこから!?
何でも”桃”を食べて若返った!お爺さんとお婆さんの間に桃太郎が生ま
れたという話が当時は主流だったとか。
う~む
それで納得!!
薬膳の話と繋がる!!
”桃”は古から食べると長生きする「長生果」とも呼ばれていた果実です。
人の五臓六腑の機能が低下した状態「気虚」に良いとされ、漢方の薬膳
思想では「補気」類に分類される薬食。
”桃”は食べると元気が出る!若返りの果実と考えられたのでしょうね。
”桃太郎”は若返りの回春話でもあったわけですね。(笑)
※他には「生のシンボル」であり「命の源」である女性器を桃を例え、桃に
は鬼等の邪悪なものを祓う力があると信じたと言う説も。
■ 桃
五性 「温」
五味 「甘」「酸」
帰経 「肺」「肝」「胃」「大腸」
その薬効は
疲れや口の渇き、火照り、寝汗に良い「益気生津」
胃の働きを助け血の巡りを良くする「補脾活血」
腸を潤し便秘を治す「養陰潤燥」
風寒の咳、虚労の咳、喘息に良い「利肺鎮咳」等
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