漢方の効果が出ない人 薬食同源

漢方相談にお見えになった患者さんから
過去にも
漢方はいろいろ試してはみたが効果が出なか
った。
一時的に効果は認められ改善の兆しはあったも
ののよくなったり悪くなったりをくりかえし結
局は服用をやめてしまったという声を聞く事が
よくあります。
そんな患者さんに限って問診でつらく不快な
症状の聞き取りだけではなく
じっくり時間をかけ日々の食習慣や食の嗜好を
調べて行くと
例えば先日記事にした機能性胃腸症で胃の膨満
感等に悩まされているのにビタミンが多く健康
に良い果物だからと脂質の多いのにアボガド等
を好んで召し上がっていたり
機能性胃腸症の記事へ
https://seikaido.at.webry.info/201908/article_3.html
胃弱や胃が冷えた状態の「胃寒」なのに健康に
良いからと胃に負担がかかる「寒性」の緑茶を
好んで飲み、自宅でゴーヤを育てているからと
「寒性」のゴーヤを毎日食したりしている等の
ケースがあったりします。
漢方の古典には
”飲食者、人之命脈也”
という教えがあります。
その意味は文字の如く
飲食は人の命脈
食べる事は生きる事と言う教えで
人は
日々の食事によって健康にも不健康にも
短命にも長寿にもなると言う事です。
日々の漢方相談においても
時として
患者さんから食べ物の好みと傾向を聞き
その嗜好は
「病が欲してるのですよ」とその偏食をいさめる
事がありますが
https://seikaido.at.webry.info/200606/article_22.html
日々の漢方相談の中で誰よりもそれを実感してい
るだけに
”薬食同源”
単に患者さんの体質や症状に合う漢方を選薬し
売っておしまいではなく
日々の食事もまた患者さん自身が欲するのか
病が欲するのかを見究め
食事が毒ではなく薬となるよう
そして食養生を併せる事で漢方薬の効果をより
引き出し、相乗効果が得られるよう日々の食養
生指導に力を入れている聖快堂です。
漢方相談は初回で120分、2回目以降は
60分目安としていますが・・・
時には3時間近くなることもあったりする漢方
相談
けっして、営業的には効率が良いとは言えませ
んね(笑)
効率が悪く、時間がかかっても
漢方相談に見えられた患者さんには辛い病を糧
とし
これからの人生を健康に幸せに生きていただく
売る事ではなく治っていただく事を重視するの
が聖快堂のポリシーなので良しとしましょう。(笑)
■食養生・薬膳の過去記事へ
http://seikaido.at.webry.info/theme/e52113f08b.html
■漢方的生き方の過去記事へ
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