蒸し暑い梅雨に鱧食べて「利水滲湿」

先週末は私事ですがちょっとした御祝い事があり
お昼に懐石のランチを食べてまいりました。
写真はそのコースの中で出てきた揚げ物で”鱧 はも”
関西では初夏から湿気の多い梅雨時期にかけ
食べる機会が増える、今が旬の季節の魚です。
骨が多い”鱧”を熟練の技で骨切し、湯引きして梅肉添え
で冷やしたガラスの器で食べるのも風情があって良いも
のですが、写真奥にある抹茶塩を衣のまぶして揚げた”鱧”
もなかなかの美味。
御祝いの席と言う事もあり、ついつい冷酒がすすんだ
せいかいどうでした。(笑)
では、最後にお勉強
旬の魚 ”鱧”はまさに自然からから梅雨時期の人への
贈り物
■ 鱧
”鱧”は体内に滞った余分な「水」や「湿」除く「利水滲湿」
、「祛湿」類の食材。
五性 「寒」
五味 「甘」
帰経 「脾」「胃」「肺」「腎」
主な薬効は
間接のむくみ、麻痺、脚気、痔によい「補脾利水」
目の腫れ等によい「清肝明目」等
高温多湿な日本の梅雨
特に京都をはじめとする近畿は蒸し暑い地域だけに
体に溜まった余分な「水」や「湿」を出す為に根付
いた”鱧”を食べる先人の知恵と伝統の食文化。
大切にしたいものですね~
■食養生・薬膳の過去記事へ
http://seikaido.at.webry.info/theme/e52113f08b.html
■私のお気に入り 過去記事へ
http://seikaido.at.webry.info/theme/169c7f4e2e.html
■聖快堂のホームページ
http://www.seikaido.com
漢方、生薬由来の医薬品及び漢方食品の通信販売に関する御問い合わせ
、御相談は御電話またはメールにてお願いします。
この記事へのコメント