仙太郎の栗むしを楽しむ 秋分の末候

昨日3日は
二十四節気 「秋分」の末候
日本、中国と共に
七十二候では
「秋分」の末候を
” 水始めて涸(かる)る ”
「涸」は尽きるという意味で水田の水を干して
収穫に備える時節とします。
さて、写真は昨夜のデザート
せいかいどうのお気に入り
明治19年の創業 添加物や着色料を一切
使わずに「身土不二」の精神で原材料も地物
にこだわるという京都の和菓子屋「仙太郎」
その仙太郎が作る
用意した商品が無くなり次第、販売終了と言
う季節限定菓子
”栗むし”
正式名は「栗蒸し羊羹」だそうで
栗とこしあんをベースに葛と国産小麦粉でつなぐ
もっちりとした程よい食感とあっさりとした甘味
がバランス良い蒸し羊羹。
9月限定の渋皮が付いた方の”渋栗むし”もありま
すが個人的には9月下旬から登場するこちらの方
が好きですね~
せいかいどうが普段、休日の朝にラテを飲みに行
く米国の大手カフェチェーンが作る季節の素材を
使ったフラペチーノもけっして否定はしませんが
・・・
どうせ、旬のものを食べるなら厳選した素材で作
る”栗むし”のような日本の伝統菓子もしっかり食
べて日本の秋を楽しみたいものです。
それでは最後にお勉強
■ 栗
“栗”は五臓六腑の働きが衰えた「気虚」に良い
「補気」の食材
五性 「温」
五味 「甘」
帰経 「脾」「胃」「腎」
薬効は
食欲不振、冷えによる腹痛、下痢等に良い
「補脾止瀉」
腎虚による下半身のだるさ、頻尿、夜尿に
良い「補腎強筋」
鼻血、吐血、血便に良い「活血止血」等
※但し 、栗は消化しにくい為、1日10個
位迄が適量とされます。
今年も早や10月
10月ともなれば日中はまだ暑い日はあって
も朝晩は日毎気温も下がってくるはず
その分、夏の疲れが色濃く臓腑の機能低下と
してあらわれやすいのもこの時期の特徴
五臓六腑を元気にする「補気」の”栗”はまさに
薬食同源の自然界からの贈り物です。
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